脱硫剤(脱硫化水素剤)

硫化水素は悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつで、非常に腐食性が強く、高濃度の硫化水素においては設備の劣化の原因となり、人体に対しても大変有害な気体です。 その発生源は、下水処理場、し尿処理場、畜舎、製鉄所、近年ではバイオガス発電を行う消化設備と多岐に渡ります。
当社では、長年ペレットタイプの脱硫剤(成型乾式脱硫化水素剤)の製品開発をすすめ、今日では様々なガス条件に対応できる製品を取り揃えています。

【商品説明】
「ニオノン202A」は、当社のスタンダード品で、脱硫剤の主成分である酸化鉄の選定・配合比をはじめ、薬剤硬度、細孔率、細孔分布などあらゆる角度から研究開発し、実ガス・実機での性能評価をくり返すことにより、酸化鉄含有量だけでは評価できない硫化水素吸着・除去を追求しました。
 幅広い薬剤径を取り揃えていますので、お客様のガス条件(処理ガス量(接触時間))に最適な薬剤径の選定・ご提案をさせていただくことで、効率の良い硫化水素吸着が期待でき、高濃度の硫化水素吸着・除去も対応可能です。

【特性】
接触時間が長い(=空間速度が小さい)条件ほど、硫化水素吸着性能は高まる傾向にあり、
一般的には、数百ppm~数千ppmの硫化水素を10ppm程度まで除去します。
※ 詳細は弊社へお問い合わせください。

【反応機構】
ニオノンの主成分である『Fe2O3(酸化鉄)』が、『H2S(硫化水素)』を化学吸着します。
Fe2O3・3H2O + 3H2S → Fe2S3 + 6H2O +14.8Kcal

【標準荷姿・入目】
フレコンバッグ(1m3):620kg入
フレコンバッグ(500L):310kg入
ポリ袋:20kg入

Q1.脱硫剤『ニオノン』の使用方法は?

A1.
リアクター(脱硫塔)の容量は様々ですが、一般的には下記のように『ニオノン』とガスを接触させ、対象ガスのみを除去します。

Q2.グレードの違いは何ですか?

A2.
当社では今日まで約40年間、お客様のあらゆるガス条件に対応できるようにと、「乾式脱硫剤」の研究・開発を進めてまいりました。
硫化水素濃度やガス量、ガス組成、温度・湿度など様々な諸条件をヒアリングさせていただき、お客様に最適な薬剤選定、薬剤量などをご提案させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

Q3.『ニオノン』の保管方法は?

A3.
雨水のかからない、屋内にて保管してください。
薬剤が水濡れを起こすと、薬剤強度や吸着能力に影響を与えます。
また、薬剤粉化の原因になりますので、落下させたり乱暴に扱わないようお願いします。

Q4:酸化鉄含有量が硫化水素吸着を左右するのか?

A4.
実ガス・実機においては、処理ガスに含まれる成分や、ガス温度・湿度の変化などにより、脱硫剤の硬度低下や閉塞が生じやすい環境にあります。
薬剤の硬度低下や閉塞は薬剤へのガス内部浸透に影響し、結果的に酸化鉄と処理ガスとの接触・反応を阻害します。
当社では、酸化鉄の選定・配合比をはじめ、細孔率・細孔分布など、主成分である酸化鉄が硫化水素と効率良く反応しやすい品番を取り揃えておりますので、是非当社へお問い合わせください。

Q5:脱硫剤量の試算に必要な条件は何?

A5.
ガス組成、処理ガス量、稼働時間、硫化水素濃度、ガス温度、ガス相対湿度、 ガスフロー、薬剤充填可能量、薬剤交換希望ライフなど

Q6:納入実績は?

A6.
下水処理場、浄化センター、し尿処理場、バイオガス発電設備、産業廃棄物処理場・埋立場、化学工場、製鉄所、製油所、 食品工場、飲料・酒造工場、消防署、研究機関、脱臭設備、輸出(国外設備)など

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